GOUKIZM

2012-02-25

アーケードスティック(RAP)静音化7

今回はレバーの静音化のパーツおよびレバーのレスポンスを硬めにするためのパーツを紹介。
前回とは違う業者に図面を渡して制作を依頼して仕上がってきた物です。

シャトル

これはレバーのシャフトの先端についてるパーツで、バネとともにサスペンションの役目をしています。レバーの稼動域を制限しているガイドと呼ばれるパーツにガシガシあたる部分でもあるため、レバー操作による騒音の原因になっているパーツなのです。とりあえずこれをシャトルと仮称しておきます。

このシャトル(仮)の静音化するにあたり、ゴムの種類にも気を使いました。もとの素材はプラスチック(画像左端)なので、操作性を損なう事なく静音化できるように、バリカタ、中カタ、柔らかの3タイプの素材で試作をつくってもらい、操作性と静音性と耐久性に対して最もバランスのよい物を検証してみる事にしました。(1つ装着したので2個だけお披露目)
一番右の物はサイズの精度がわるかったので、自分で肩の部分を削りました。


こちらはサスペンション部分に差し込むリング(スペーサー)です。

スペーサー
これをバネの下にかます事で、 シャトル とバネとのスペースをせばめ、バネの圧縮率をたかめてレバーを硬くするという仕組みです。三和のレバーは個人的にはゆるいので、好みの硬さにするためグリースを塗り替えたり、バネを伸ばしたり、ワッシャーをはめ込んだりと、かなりの期間試行錯誤を繰り返した結果コレを↓の画像の位置にはめ込む事に落ち着きました。

自作した物の精度があまりよくなかったので、 シャトル を依頼するついでに依頼しました。さすがにキレイです。
ちなみにバネを伸ばしてもすぐに戻るし調整がむずかしいのでお勧めできません。ネットで代替バネを探しました非効率的(理由を書くと10行くらい)なのでやめました。

あまった分は特設サイトで放出中です。

装着見本

以上の2つをさしこむとこんな感じです。
この透明の素材は耐研磨性に優れ、疲労に強いウレタンゴムです。
シャトルの静音性については純正品よりはあると思います。
剛性があるため操作性には影響はでませんでした。今回注文した他のシャトルも試した結果、柔らかい物になるほど静音性は高くてその中間の素材までなら操作感に違和感は無し。一番硬い物でも静音性(迷惑にならないレベル)はあると感じました。

近々複数台所有しているRAPをオークションにて放出する予定なので、余分なものは装着して出します。

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